映画 『貞子3D2』 レビュー
貞子3D2
娘の凪を生んだ後、鮎川茜は死亡し、安藤孝則(瀬戸康史)は妹の楓子(瀧本美織)に娘を託して身を潜める。世間では謎の死亡事件が頻発し、捜査が進むうちにそれが5年前の「呪いの動画」事件に関係することが明らかに。やがて楓子はそれらの死が凪の周辺で起きていることに気付き、過去の事件を調べ始めるのだが……。
精力的なメディアミックス展開なども評判を呼び、大ヒットを記録したJホラー『貞子3D』の第2弾。原作者の鈴木光司書き下ろしで、新たな貞子の子にまつわる呪いの連鎖の恐怖を3Dで映し出す。前作同様英勉が監督を務め、テレビドラマ「GTO」シリーズなどの瀧本美織がヒロインを熱演。彼女の兄を、『ランウェイ☆ビート』などの瀬戸康史が演じている。映画史上初となるスマホアプリ連動の「スマ4D」により、恐怖倍増の新感覚に侵食される。
レビュー
予告してた貞子3D2のレビュー。
貞子3D2 2Dバージョン & スマ4Dってもうわけがわからないよねw
今回は貞子3Dの続編に当たるもの。
前回の一作目はトンデモホラーで(笑)、まるでゾンビ映画のような有り様だったのだけれど、今回はそれと比べると大いにまともに作られていた気がする。
原作のリングシリーズとは全く違うストーリーになっていて、原作はかなり面白くなってきている。それに合わせて映画も新作を出しているようだから、たぶん3作目もあると思う。
ただくれぐれも言っておくけれど、原作と映画はもはや全くの別作品。原作は「世界」とか「次元」とかそういうレベルの一種の「戦い」のようになってきているので、SFに近い。
映画としてはもうモンスターものに近い流れで三作目も作るのだと思う。これはこれで、まあ別の楽しみ方をするのがいいんじゃないかな。
今回に関してはちょっとしたミステリー仕立てのようなところもあって前回よりはかなりマシなホラーになっている。
ネタバレの感想はこの下にちょっと書きます。
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ここからネタバレ
今回の見所は間違いなく「凪」だよね。
実は原作でも、この凪が登場するんだけれど、原作ではまだまだ謎が残る。
映画では凪は悪い存在ではない。犯人だと思わせるミスリードに使われるという……w ただ普通の人間ではないんだけれどね。
まあ貞子的な存在が最後の最後で出てくるわけで、どうやら次作で決着がつきそうだね。山本裕典演じる柏田清司の動きも何かあるかも。
まあ僕としてはぜひとも原作のリング→らせん→ループ→エス→タイドを読んでいただきたい。バースデイってのも4作目にあるんだけど、新シリーズの邪魔になるので新シリーズが終わってからでもいいかもしれない。