2014-04-20 乾くるみ『イニシエーション・ラブ』レビュー 書評・レビュー ミステリ・推理小説 Twitter Facebook Hatena Pocket イニシエーション・ラブ (文春文庫) 著者 : 乾くるみ 文藝春秋 発売日 : 2007-04-10 ブクログでレビューを見る» 僕がマユに出会ったのは代打で出た合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて……。「必ず2回読みたくなる」と評された驚愕のミステリー ・レビュー 「最後から2行」で物語は豹変する。 強いて言えば、背表紙にこの文句が書いてあることが少々面白みを欠いているとも言えるが、騙されまいとして読まない限りはその驚きは体感できると思う。 ミステリと書かれているがミステリではない。恋愛小説を媒体とした些か変わった物語。内容は全編に渡って退屈だが、最後の2行のために我慢するといった感じだった。 新鮮ではあるので一応おすすめは出来る。