哲学のプロムナード(ΦωΦ)黒猫堂

推理小説やSFのレビュー・書評・ネタバレ解説・考察などをやっています。時々創作小説の広報や近況報告もします。

【夏の怪談企画】8月、自作の掌編・短編ホラー小説を4作公開します!

というわけで、タイトルの通りなんですけれど、夏の怪談企画というのをこのブログでやろうかなと思います。 いつも楽しく記事を読ませて頂いている水輪ラテールさん(id:do-demo-e-jump)が「隣のトトロおじさん」なるブログコントというか短編小説というか非…

【学生アリスシリーズ】 有栖川有栖 『月光ゲーム―Yの悲劇’88』 レビュー(ネタバレなし)

月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫) 作者: 有栖川有栖 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 1994/07 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 140回 この商品を含むブログ (141件) を見る 月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫) 夏合宿のために矢吹山のキャ…

【世界初の推理小説】 エドガー・アラン・ポー 『モルグ街の殺人事件』 レビュー(警告文のあとにネタバレあり)

モルグ街の殺人事件 作者: エドガー・アランポー 発売日: 2012/09/27 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る モルグ街の殺人事件 19世紀アメリカの小説家・詩人であるエドガー・アラン・ポーの短編小説(佐々木直次郎による訳)。ポー自身が編集主…

【苦手な人にもおすすめの青春ミステリ】 有栖川有栖 『闇の喇叭(空閑純シリーズ1作目)』 レビュー(警告文のあとにネタバレあり)

闇の喇叭 作者: 有栖川有栖 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2011/09/15 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (10件) を見る 有栖川有栖 『闇の喇叭』 私的探偵行為を禁止する法律が成立した平世21年の日本―。女子高校生の空閑純は、名探偵だった両親に…

法月綸太郎『ノックス・マシン 電子オリジナル・コンデンス版 (角川書店単行本)』レビュー

ノックス・マシン 電子オリジナル・コンデンス版 ノックス・マシン 作者: 法月綸太郎,遠藤拓人 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング) 発売日: 2013/03/27 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (37件) を見る ノックス・マシン 電子オリ…

ツイートで近況報告! 最近のつぶやきまとめ(アニメの話が多め)

最近はてなブログにツイート載せてる人多いから僕もその手で更新するか— らきむぼん (@x0raki) 2014, 7月 12 というわけで、ネタ切れの感があるのでこんな理由でTwitterの利用を画策している私……。 Twitterだと本音垂れ流しだからブログとしてはものすごく…

映画『渇き。』レビュー/深町秋生 原作『果てしなき渇き』との比較

目次 渇き。 キャスト あらすじ 演出 挿入歌『でんでんぱっしょん』 ストーリー 暴力性のエンターテイメント キャストの魅力 興味が湧いたら観に行こう ネタバレ解説 原作との違い 前回、深町秋生の原作『果てしなき渇き』をレビューしたのだけれど(【映画『…

【映画『渇き。』原作】深町秋生『果てしなき渇き (宝島社文庫)』 レビュー/後半でネタバレ解説

果てしなき渇き (宝島社文庫) 作者: 深町秋生 出版社/メーカー: 宝島社 発売日: 2007/06 メディア: 文庫 クリック: 45回 この商品を含むブログ (83件) を見る 2014年6月27日に公開された、中島哲也監督作品 映画『渇き。』の原作。 僕はまだ映画版を見ていな…

アガサ・クリスティー 『アクロイド殺し』 レビュー・解説/後半でネタバレ解説あり

アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) 作者: アガサクリスティー,Agatha Christie,羽田詩津子 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2003/12 メディア: 文庫 購入: 20人 クリック: 140回 この商品を含むブログ (129件) を見る 目次 『アクロイド殺…

大阪&京都一人旅!大阪城/伏見稲荷大社/世界遺産コース

さてさて。いつもは書評ブログなんだけれど、今回は旅行記事です。 と言っても、東京から大阪への移動と、就活で1日目を使って、その日はビジネスホテルに泊まりまして、観光は2日目から。 なので実質的には1泊2日かな。あんまり解説すると長くなるから、主…

グレッグ・ベア 『ブラッド・ミュージック』 レビュー/後半でネタバレ解説あり

ブラッド・ミュージック (ハヤカワ文庫SF) 作者: グレッグ・ベア,小川隆 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1987/03 メディア: 文庫 購入: 9人 クリック: 227回 この商品を含むブログ (85件) を見る A brilliant but unorthodox researcher has exceeded et…

【MOZU原作】逢坂剛『砕かれた鍵(百舌シリーズ3)』レビュー/後半でネタバレ考察あり

砕かれた鍵 (百舌シリーズ) (集英社文庫) 作者: 逢坂剛 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2014/03/20 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る 警察官が関連する事件が続発した。麻薬密売を内偵中の特捜隊の警部補とその同僚の巡査部長が射殺され…

【MOZU原作】逢坂剛『幻の翼(百舌シリーズ2)』レビュー

幻の翼(百舌シリーズ) (集英社文庫) 著者 : 逢坂剛 集英社 発売日 : 2014-03-25 ブクログでレビューを見る» かつて、能登の断崖に消えた“百舌”は復讐を誓い、北朝鮮の工作員として、日本に潜入した──。稜徳会病院で起きた大量殺人事件は、明確な理由もなく…

【MOZU原作】逢坂剛『百舌の叫ぶ夜(百舌シリーズ1)』ドラマ『MOZU』との比較レビュー(ネタバレなし)/ドラマ予想(ネタバレあり)

百舌の叫ぶ夜(百舌シリーズ) (集英社文庫) 著者 : 逢坂剛 集英社 発売日 : 2014-03-25 ブクログでレビューを見る» 能登半島の突端にある孤狼畔で発見された記憶喪失の男は、妹と名乗る女によって兄の新谷和彦であると確認された。東京新宿では過激派集団に…

映画 『貞子3D2』 レビュー

貞子3D2 娘の凪を生んだ後、鮎川茜は死亡し、安藤孝則(瀬戸康史)は妹の楓子(瀧本美織)に娘を託して身を潜める。世間では謎の死亡事件が頻発し、捜査が進むうちにそれが5年前の「呪いの動画」事件に関係することが明らかに。やがて楓子はそれらの死が凪の…

伊藤計劃 『ハーモニー』 レビュー/考察(ネタバレなし)と、『虐殺器官』との比較と感想・解説(ネタバレあり)

伊藤計劃 『ハーモニー』 レビュー/考察(ネタバレなし)と、『虐殺器官』との比較と感想・解説(ネタバレあり) ベストセラー『虐殺器官』の著者による“最後”のオリジナル作品。21世紀後半、〈大災禍〉と呼ばれる世界的な混乱を経て、人類は見せかけの優しさと…

伊藤計劃 『虐殺器官』 レビュー/考察(ネタバレなし)と、エピローグの真相をめぐる感想と解説(ネタバレあり)

伊藤計劃 『虐殺器官』 レビュー/考察(ネタバレなし)と、エピローグの真相をめぐる感想と解説(ネタバレあり) 9・11以降の、“テロとの戦い"は転機を迎えていた。 先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激…

映画 『クロユリ団地』 レビュー

クロユリ団 クロユリ団地 スタンダード・エディション [Blu-ray] 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D) 発売日: 2013/10/04 メディア: Blu-ray この商品を含むブログ (1件) を見る 老朽化したクロユリ団地へと移り住んできた明日香(前田敦子)は、隣室から聞こ…

映画『凶悪』レビュー

凶悪 凶悪 [Blu-ray] 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D) 発売日: 2014/04/02 メディア: Blu-ray この商品を含むブログ (7件) を見る ある日、ジャーナリストの藤井(山田孝之)は、死刑囚の須藤(ピエール瀧)が書いた手紙を持って刑務所に面会に訪れる。須…

京極夏彦 『絡新婦の理』 レビュー

文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫) 作者: 京極夏彦 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2002/09/05 メディア: 文庫 購入: 7人 クリック: 116回 この商品を含むブログ (145件) を見る 当然、僕の動きも読み込まれているのだろうな―二つの事件は京極堂をしてかく言…

映画『脳男』レビュー

脳男 脳男 [DVD] 出版社/メーカー: バップ 発売日: 2013/08/28 メディア: DVD この商品を含むブログ (10件) を見る 生まれつきの常識では考えられないほどの高い知能と、驚異的な肉体を兼ね備えるも、人間らしい感情はない謎めいた男・脳男をめぐるバイオレ…

『劇場版 ATARU‐THE FIRST LOVE & THE LAST KILL‐』レビュー

『劇場版 ATARU‐THE FIRST LOVE & THE LAST KILL‐』を観ました。 ネタバレなしで簡単に紹介。 『ATARU』 サヴァン症候群で特殊な能力を秘めた正体不明の青年・アタルが、事件現場で警察が見つけられなかった証拠に気づいて解決の糸口となるキーワードを発し…

Amebaから引っ越してきました

どうも、らきむぼんです。Amebaでブクログで書いた書評をまとめたり、雑談したり、創作小説の更新情報発信したりしていたのだけれど、とにかくAmebaは書きづらいしスパムコメント多いし……ということでこっちでしばらく試してみようかなと思います。内容は前…

小林泰三『アリス殺し』レビュー

アリス殺し (創元クライム・クラブ) 著者 : 小林泰三 東京創元社 発売日 : 2013-09-20 ブクログでレビューを見る» 複数の人間が夢で共有する〈不思議の国〉で次々起きる異様な殺人と、現実世界で起きる不審死。驚愕の真相にあなたも必ず騙される。鬼才が贈る…

高見広春『バトル・ロワイアル』レビュー

バトル・ロワイアル 上 幻冬舎文庫 た 18-1 著者 : 高見広春 幻冬舎 発売日 : 2002-08 ブクログでレビューを見る» 西暦一九九七年、東洋の全体主義国家、大東亜共和国。城岩中学三年B組の七原秋也ら四十二人は、修学旅行バスごと無人の島へと拉致され、政府…

夢野久作 『ドグラ・マグラ』 レビュー

ドグラ・マグラ (上) (角川文庫) 作者: 夢野久作 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 1976/10 メディア: 文庫 購入: 49人 クリック: 1,605回 この商品を含むブログ (382件) を見る ドグラ・マグラ (下) (角川文庫) 作者: 夢野久作 出版社/メーカー: 角川書店…

瀬名秀明 『デカルトの密室 (新潮文庫)』 レビュー

デカルトの密室 (新潮文庫) 著者 : 瀬名秀明 新潮社 発売日 : 2008-05-28 ブクログでレビューを見る» ヒト型ロボットが実用化された社会。ロボット学者の祐輔と進化心理学者の玲奈は、ロボットのケンイチと共に暮らしている。三人が出席した人工知能のコンテ…

貫井徳郎 『北天の馬たち』 レビュー

北天の馬たち (単行本) 著者 : 貫井徳郎 角川書店 発売日 : 2013-10-19 ブクログでレビューを見る» 毅志は、横浜の馬車道近くで、母親と共に喫茶店「ペガサス」を営んでいる。ある日、空室だった「ペガサス」の2階に、皆藤と山南というふたりの男が探偵事務…

福田和代 『怪物』 レビュー (ネタバレ無し)

怪物 著者 : 福田和代 集英社 発売日 : 2011-06-03 ブクログでレビューを見る» 内容(「BOOK」データベースより)定年間近の刑事・香西の心残りは3か月前に時効を迎えた未解決の幼女誘拐殺人事件。すでに主軸から外されている香西は、失踪者・橋爪の足取りを…

村上春樹 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』 レビュー

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 著者 : 村上春樹 文藝春秋 発売日 : 2013-04-12 ブクログでレビューを見る» 良いニュースと悪いニュースがある。多崎つくるにとって駅をつくることは、心を世界につなぎとめておくための営みだった。あるポイント…

哲学のプロムナード(ΦωΦ)黒猫堂はamazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。